バターケースとバターナイフ 製作過程

バターケースではトリマーという機械を使いバターがおさまるようにくり抜きます。

ブラックチェリーは、きれいに仕上げて胡桃の油をすり込むとやさしい木肌が美しく仕上がります。

バターナイフは加工しやすい胡桃の木で糸鋸盤や小刀で製作します。


上の板が蓋、下が本体になります。

加工する前のチェリーは色白です。

フォスタービットという刃をボール盤(ドリル)に取り付けて7割ほどを先にくり抜きます。


この切りくずは燻製に使えるでしょうか?

薄すぎかな?

トリマーを台に固定、制作するバターケースの大きさに合わせた治具が取り付けてあります。

トリマー加工です。

木の粉がいっぱい出るので、マスクは必需品です。

一度トリマー加工をしたところ。

段階的に刃を上にだしてくり抜きを深くします。

トリマー台では深さがここまでしかできません。続きはトリマーを手持ちに持ち替えて加工します。


こんなガイドにトリマーを固定して底をさらに深く削ります。作業しているところが見えるのがいいですね。

くり抜き完了!


刃を交換して蓋の溝もトリマーで加工します。

ぴったり!素晴らしい!


面取りをしたり、紙やすりをかけたり。

お好みで仕上げてください。

バターナイフづくりは線を引いて、糸鋸で形を切り抜くところから始まります。

小刀でコリコリと使いやすいナイフを作りましょう。

完成!

バターを入れようとしたら、お店に売っていない!グリーンコープの米油のマーガリンを入れてみました。

お好みでナイフが収まる穴を開けてもいいですがこのままだとお弁当箱にも使える。

ということで、私はこんなふうに冷蔵庫に入れることにします。


嬉しい!

早く本物のバターが手に入らないかなぁ。