木を読んでダイニングテーブルつくる〜モノづくりは旅である〜 8日コース
内 容
暮らしの中で毎日使うダイニングテーブルを製作します。天板の接ぎ合わせ加工、脚材のホゾ加工・ホゾ穴加工など、木工手道具から大型木工機械までいろいろな道具を使い、墨付けから最後のオイルフィニッシュまで木工の1から十まで(上級者)を体験します。
デザイン
「長方形」か「まるい」天板+天板反り止め材+4本脚
無垢の広葉樹でつくるミニマムなデザインです。
必要最小限に絞られた部材それぞれの角の丸みや構成材の厚みや太さの比率で印象が大きく変わります。
天板は広葉樹を接ぎ合せてお好きなサイズに作ります。長方形の天板ではなく丸い天板も可能です。
天板以外の基本的な構造は、丈夫な天板反り止め材に、ガッチリと角状または旋盤で丸く加工した脚材を組み込みます。頑丈なテーブルにするために、基本の角材の脚は四方胴付きの二枚ホゾでガッチリと、丸く加工した脚は丸ホゾにクサビを打ち込んで強固な構造にします。
必要に合わせて天板を補強する構造を考えます。
テノ森に丸テーブルと四角いテーブルのサンプルがありますから、どんな大きさでどんな印象のテーブルにしたいか一緒に妄想いたしましょう!
日 程 6〜8日間コース※ 9月のスケジュールを一部変更しました。
時 間 9:30 ~ 15:30
対 象 中級者〜上級者
定 員 各3名まで
※テーブルのサイズアレンジで製作日数が変わります。
ダイニングテーブル受講料目安(税・材料費込み)
長方形の天板
長方形サイズ (mm) | |||
木材の種類 | W1200 D800 H700 | W1500 D800 H700 | W1800 D900 H700 |
レッドオーク |
104,000円 |
107,800円 |
118,000円 |
ブラックチェリー | 112,000円 | 117,000円 | 130,500円 |
ハードメープル | 112,000円 | 117,000円 |
130,500円 |
ホワイトオーク | 128,000円 | 135,000円 | 155,000円 |
まるい天板
まるいサイズ (mm) | |||
木材の種類 | 直径1000 H700 | 直径1100 H700 | 直径1200 H700 |
レッドオーク |
98,800円 |
107,000円 |
115,500円 |
ブラックチェリー | 108,800円 | 117,000円 | 126,000円 |
ハードメープル | 108,800円 | 117,000円 |
126,000円 |
ホワイトオーク | 127,000円 | 136,700円 | 147,000円 |
木材について、
北海道出身の私は、強くて硬いミズナラの風合いが好きでした。しかし国産の楢材の価格がここ20年で高騰してしまったので、テノ森では楢に似ているホワイトオークを中心にテーブル作りをしてきました。
そのホワイトオークもここ数年で価格が高騰しています。相対的に20年前には高くて憧れだったブラックチェリーが今は安く感じてしまうから驚きです。木材屋さんにホワイトオークの代わりにレッドオークを使われてはいかがですか?と提案されました。こちらは価格高騰の影響がとても少ない材料です。ホワイトオークよりもほんのり赤みのオーク材。私は扱ったことがなかったのですが、スツールを70脚製作してみて、これはいける!と思いました。
材料のことはよくわからないと思いますので、テノ森であれこれ一緒に悩みましょう。お付き合いいたします。
お好きな工程から受講できます。
ダイニングテーブル一から十まで (8日間)全行程(上級者向け/受講人数によってはお断りすることがあります)
ダイニングテーブル三から十まで (7日間)木材は製材された状態でお渡しします(中級者向け)
ダイニングテーブル五から十まで (6日間)木材は製材され、ホゾとホゾ穴加工がされた状態から始まります。(初級者向け)
作業工程、長方形の場合です。
0日目、参加申し込み前の事前打ち合わせ、サンプルを見ながら制作物の具体的な説明や作りたいサイズなどを打合せします。実施者・実際の制作物・工房の雰囲気を知ってもらいます。
都合を合わせて打ち合わせいたしましょう!
お気軽にご連絡ください。
(以下の日程は一緒に製作する方とのスケジュールで順番を変更する場合があります)
1日目、荒製材した木材から脚材を仕上げ製材します。
大型木工機械の操作を体験しながら正確な平面や直角の出し方を学びます。
(上級者向けはここからスタート)
2日目、脚材に墨付けをする。ホゾ穴加工をする。
角ノミ盤という機械を操作して、正確な真四角のホゾ穴加工を経験します。
(中級者向けはここからスタート)
3日目、ホゾ加工。
ホゾ穴に合わせて正確でビシッと入るホゾの加工方法のコツを経験します。
4日目、天板の製材1
荒製材された天板板を仕上げ製材し、ビスケットジョイントで接ぎ合わせます。大きな天板の作り方が学べます。
(初級者向けはここからゆっくりペースでスタート)
5日目、天板、天板補強部を製作する。
6日目、天板補強部を製作する。(つづき)
7日目、角が痛くないように面取り加工を施しカンナ・紙やすりで表面をなめらかにする。
8日目、組立・塗装1回目
ご自宅に持ち帰り2回目・3回目の塗装ができない方は、テノ森で後日塗装をすることができます。ご相談ください。