ネズミ→少年→学習机→ヨソモノ展

小さなともだち
小さなともだち

あっ! かわいい子ねずみが工房を走っています!

初日は1匹だったのに同じようなのが3匹います。

かわいい。

大量の桜の木をカットして、搬出中に1匹台車で引いてしまいました…可愛かったのに。

 

工房内は危険なので、お隣りの農家さんからタモをお借りして、もう一匹を捕獲。

テノ森の広い庭に放そうとしたら、小学生が「なんですか?」

細井「お、かわいいネズミがいてね・・・」

少年「わあ~かわいい! 僕にください。」

ネズミですけど、お母さんに怒られかも知れないよと告げて、タモごと渡す。

可愛い住人との別れを惜しみつつ…、「タモは持ってきてねぇ。」

 

少年がすぐに虫かごに土とネズミを入れて、タモを返しに来てくれました。

体が丸いからハツカネズミではないこと、ネズミの食べるものなんかを教えてくれる。

なるほど、聡明な少年だ。

 

私は1,2,3月に開催する学習机の木工講習会について悩んでいて、少年と学習机の話になる。

少年は小学校で使っている40年近い年代物の木の机と椅子の話をしてくれる。

なるほど、彼はそれを気に入っているんだね。

 

細井「君がこれから40年使うならどんな勉強机がいいかなぁ?、絵に描ける?」

少年「ウン! 描けるよ。」

A3用紙とメジャーを彼にわたして「寸法も入れてね」

 

私が仕事をしていると、少年が「できました!」と素晴らしい図面。

細井「引き出しはいらないの?」

少年「いらない」

細井「物を置く天板の下の収納もいらないの?」

少年「いらない」

なるほど、これはシンプルなテーブルですね。

 

家に帰ってさおりさん(妻)に今日の話をすると、

さおり「学習机それにしたら?」

細井「へぇ~、面白いかも」

 

ということで翌日製材開始。

材料はチェリー材。

工房を気にかけていつも立ち寄ってくれる高田さんに、天板と足の固定の方法を相談する。

細井「木工好きの人のためには、吸付き蟻桟がいいかと思うんだけれども、引越しのことを考えるとジョイント式にしたほうがいいか迷っているんだよね。」

高田「これから40年ならばらせる方がいいです。」

ということで、ジョイント式に決定どんなのができるかな?

 

学習机3日か4日コースのサンプルできましたら、今月21日からの「ヨソモノテン」に出品します。

小学生がこれから40年使いたいという学習机がどんなものか、ご覧になりたい方は是非お越しください。

学習机はこの他に、1日コースと7日コースを企画中。

サンプル急がねば。

ご期待ください。

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コメント: 1
  • #1

    野田そうへい (金曜日, 29 11月 2013 08:55)

    ネズミかわいい!