講習会の様子
学習机なんて自分で制作できるのかな?とご心配のことと思います。
私も心配ですが(笑)、新しい経験や旅はそのぐらいの方が魅力的です。
学習机を制作したい方は一度テノ森のサンプルを見ながら1時間ぐらいサイズや木の種類について相談する時間を作っていただけると助かります。
材料によっては取り寄せの時間がかかりますので、お早めにお申し込みください。
最後は完成しますのでご安心ください。
お子さんが自分の机をご両親がつくる風景を見たなら、その子にとってどんな原風景になるのかなって思います。
学習机の購入を考えるときに、「モノ」としての机ばかり考えますが、「モノ」より大事なことは、”作る過程でどんな心の動きがあったのか”ということと、”使う過程でどんなふうに心が動くのか”、という事だと考えています。
テノ森はそんなモノづくりのお役に立てればと願っています。
<図面>
①制作する学習机について説明
②図面の寸法を修正する。(1h)
<製材加工※>
③脚材・反り止め材・ヌキ材A&Bの製材
荒製材:丸鋸盤と帯鋸でカットする(1h)
仕上げ製材:手押し鉋盤と自動鉋盤で仕上がり寸法にする。(1h)
※大型製材の運転に自信のない方、特に希望の無い方はこちらで製材したものをご準備いたします。
事前に打ち合わせをいたします。
<仕口加工1・ホゾ&ホゾ穴加工>
④墨付けをする(1h)
⑤ホゾ穴を角ノミ盤で加工する(1h)
⑥ホゾ加工
四方胴付きを丸鋸で正確にカットす
る。(0.5h)
ホゾの幅を帯鋸でカットする(1h)
ベルトサンダーでホゾの面加工
平ノミで調整する(1.5h)
写真は胴付き部分を加工し始めたところ。
<天板の接ぎ合わせと仕上げ>
※天板は製材準備されている
⑧ビスケットジョイント加工(1h)
⑨接着(1.5h)
⑩仕上がり寸法にカットする(丸鋸盤)(0.5h)
⑪面取り加工(トリマー)(1h)
⑫表面の仕上げ(紙やすり)(1.5h)
<仕口加工2・穴加工>
⑬構造材の穴加工(1.5h)
⑭天板に鬼目ナットを埋め込む加工(1.5h)
<構造材の仕上げ>
⑮反り止め材・脚材・ヌキ材の面取り加工(トリマー)(1.5h)
⑯反り止め材・脚材・ヌキ材の仕上げ(紙やすり)(1.5h)
<構造材の組立>
⑰構造材を木工用ボンドで接着する(1.5h)
<塗装>
⑱オイルを塗る(1.5h)
※オイルの2回目・3回目の塗装はテノ森でする。引渡しは1週間後
テノ森にチェリーでできたサンプルがあります。
椅子は「スツール一から十まで」で製作する三本足スツールです。
受講希望の方は、一度工房へお越しください。その時にサンプルをみて、木の種類を選んでどの過程から制作を始めるのか相談致しましょう。